投資法の一つとして、土地二分割をし、既存の家の敷地内に、もう1軒、中古物件を移動させ2軒分として、家賃収入を倍増させる投資法。将来、登記を別に分けて、一戸建てとして売却。
キャピタルゲイン も、期待でき、この投資法は、このニュージーランドではよく利用されている方法です。
写真の家の場合は、通りから面して、長方形に横長の土地。サイズは、約1500㎡あり。
既存の家は、通りからみて、右手に2LDKの長屋として2軒建っています。その既存の建物の左手に以前は、倉庫があったのですが、それを解体し、更地にして、もう一軒中古物件を設置。
その中古物件といっているのが、リロケーションハウス。別の敷地内に建っていた家をジャッキであげてトラックで移動させる、リロケーションハウス移動業者がいるのです。
取引している会社の社長は、お父さんがされていたので、15歳から手伝いこの道で暮らし、約45年。
・・・ということは、60歳くらいの年齢にも関わらず、軽い足取りで、屋根まで上り、移動中のトラックの運転は若手のアシスタントに任せ、自らは、家の下をくぐったり、屋根に上って、電線にひっかからないか、無線でアシスタントに、トラックをもっと右だの左だの移動の指示をしている。
この国では、道を走っていると、小さな車両が、大型車通るという看板をかかげ、先頭を走り、つづいて大型車が走ってくる。
車や木材の大物移動の際、よくみかけますが、家も同じように運ぶのです。
私は今回、生で運ぶ様子を一部始終この目で見て、その偉大な作業に驚きました。
開発側としては、近所の皆さんに、家の移動をする告知文をポストに投函。
夜中に移動させるので、ご迷惑をかけるのですが、至って簡単文面。単に移動させますよ、この時間に。という案内文で申し訳ないとか、協力よろしくとか、菓子箱の一つ配るわけでもなく、本当にシンプル。
そして、近所の人たちも興味本位で現場を見に来る。スマホで写真やビデオ撮りまくり?!
苦情一つ言わない。エキサイトするね~すごいね~と。
あの家、賃貸に出すのだったら、借りたいわ~とか現実的な話をしてくる近所のおばちゃん。
え~それどころではないので~あとで、賃貸管理マネージャーと相談してね。って話したものでした。
日本であれば、築70年経っている家・・・そろそろ解体して新築建てるはずなのに、ここでは、それがまだまだ活躍するのです。
ちなみに、こういう中古物件、いくらで買えると思いますか? ピンキリですが、安いものだと、1万ドル=75万円くらいで、買えます。
そんな家は、木枠だけ使うという形で、全面改装となります。
平均6万ドルくらい出せば、わりと状態がよし。あとは、キッチン、バスルーム新機材を入れ、ペンキ塗り替え、結果、15万ドルくらいはかかるのですが、一から建てる新築費用と比べますと、半額か3分の2くらいで仕上がります。
新築素材とはまた異なった昔ながらの家のよい味が出て、ニュージーランドの人たちには、人気です。
中古物件=リロケーションハウス取引を商売にこの国は成り立っています。移動代負担すれば、家自体は、家主から無料でもらえる。
そういうビジネスが成り立っています。
オークランドでは、私が移住してきた頃に、この土地二分割の開発が流行り、2000年に購入した我が家も、土地二分割された新築の家でした。あの頃、この開発投資に目をつけていれば、億万長者で、今頃自由きままに世界旅行をしながら、暮らせているのになあ・・・と悔しく思いながらも、こういう投資法を皆さまに紹介し貢献できていることを喜びとして、日々お仕事しております?!
今、地方でそれも、近代化しつつある地方都市で盛んになっていますので、我々は、ワイカト地方に目を向けました。
今からでも遅くなし。興味のある方はぜひ、声をかけていただければ、良い土地家屋を探しにワイカトへ飛びますよ!